2011年2月22日火曜日

哲人の四季

あの雪の日の翌朝
やはりいらっしゃいました。


いつもの「哲学の小径」に


哲人の四季がありました。


静かに
空気と同化するでもなく
かといってざわめきも起こさずに


隣で腹筋の筋トレに励む若者に煩わされることもなく
恋人たちのささやく散歩にも惑わされずに


宇宙の深淵を思うかのような表情は四季を通じて変わること無く
真夏の酷暑の中でもガンジーのような佇まいで・・・


冬の朝にも
うたかたと消えた淡雪と対照をなすように
変わらない信念に導かれているのでしょうか、その存在は薄れることがありません。


彼が感じる四季には
きっと
僕が感じられる何万倍もの詩が聞こえているんでしょうね。




「哲学の小径」は
僕が勝手に名付けた公園の中の小径です。

哲人の小径の定位置にこの朝も

微動だにしない傘がその精神を表しているのでしょうか

幾多の愛の囁きを耳にしてきたのでしょうね

若きアスリートの喧騒にも惑わされすに

2010年の夏は、記録的な暑さでした。

2011年2月14日月曜日

森の音楽隊

駒沢公園の音楽隊

音楽隊と言っても、同好の方が集って楽器の練習をしているのです。
今回の写真は以前に撮影した中からご紹介。


最年長の方は80歳を優に超えているんですよ。


週に何回か、
彼らの音楽に耳を傾けられるチャンスがあるのです。
天候や楽隊の皆さんのご都合、
僕自身の仕事の都合でコンサートには行けないことがほとんどなのです。


近々、また会いに、そして音楽を聴きに行きたいと思える春の兆しが少し近づいてきました。














2011年2月3日木曜日

ぺんぎん亭ありがとう

駒沢通りに
かつて、「北京亭」という中華料理屋さんがありました。
ある日突然のご主人他界の悲報。

しばし閉店の後、
修行を積んだ息子さんが復活させたのが、「ぺんぎん亭」です。
お母さんと二人三脚で店を切り盛りしてきました。

美味しかったんですよ。

近所の多くの方々に贔屓にされていました。
信じられないくらいのたくさんの著名な芸能人も来店して普通に肩を並べて食べていました。

近くの駒沢大学や日体大の学生には豪勢な割引やサービスがあり、若いお客でも賑わっていました。

本来の仕事が忙しくなった息子さんは厨房から離れてお母さんがひとりで切り盛りするようになりました。
でも毎日の閉店時には必ず息子さんが来ていましたね。



2011年1月21日、最終営業日。

翌日から、もう、スープを作るコンロの火は灯らなくなりました。


ぺんぎん亭のお母さん、ありがとう